【歯科衛生士学生に聞きました】臨床実習でやって良かった・経験できて良かったことは?
最終学年の歯科衛生士学生さんへ臨床実習や就職活動、国試勉強についてアンケートを実施しました。
普段なかなか聞くことのできないみんなのリアルな声をお届けします。
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アンケート概要:就活BOOKクオキャリア春号(2024年1月発行)にて実施
集計対象:歯科衛生士養成校に通う最終学年の学生
集計期間:2024年1月15日~2024年3月31日
有効回答数:90
目次
Q.臨床実習でやって良かった・経験できて良かったことは?
いろいろな分野や症例を勉強できて視野が広がった!
- 一般歯科だけでなく外科や矯正などの専門歯科で学べたことで知識を深めることができました。訪問歯科もとても勉強になりました。
- 障害を持つ患者さんへの予防処置。難しかったけど、良い経験になった。
- 大きい病院で外科の治療をたくさん見せていただき、できる部分は補助にもつかせていただいて、外科の道具などを覚えることができたのでとてもいい経験だったと思います。
- 雰囲気や使用器具も医院により本当に様々だということを実感できた。
- 将来勤務するであろう一般歯科だけでなく、高齢者施設や病院で実習ができて良かった。
- 色んな医院を見て回れたので色んなやり方、術式などを見れてよかった。
- 病院や一般歯科などさまざまなところに実習に行かせてもらい、間近で術式を見せてもらい補助につくことで、知識や視野も広がりました。
- 色々な医院を短期間で回ったこと。慣れたと思ったら次の医院という忙しい流れだったが、おかげで色々な先生や歯科衛生士さんと関われて、考え方が変わったことが何度かあった。
- 附属病院での実習だったため、インプラントのオペ見学ができたこと。
- 病院実習でチーム医療を実際に見学し、歯科の仕事の幅の広さを実感できたところが良かったです。
- 数多くの医院を回ったことでその所々で決められたルールがなぜそうなのか、について考えることができたのでよかったと思う。
教科書で見た知識と臨床がつながった!
- 座学で勉強してたときはあまり理解できていなかったけど、臨床で経験したこととつながると理解が深まった。
- 教科書に載っていた症例を実際に見られたこと。
- 教科書だけ見ても記憶に残らないため、実際の症例を見ることにより記憶にも残り、その症例についてさらに勉強し知識もついた
- 教科書でしか見た事のない症例がみれてとてもいい勉強になりました、また材料も最新のものであったりとか色々あって楽しかったです。
- 実際に使う器具を見ることで頭で理解しやすかった
- 教科書を見るだけでは分かりにくいことも実際に目で見て、触れることで理解出来ることが多く、実習に行くのが楽しかったです。
- アルバイト先で使っていない材料や器具などはやはり見たことがないので、実習先で初めて得られる知識も多く良かったです。
- 学校では分からなかったことが臨床に行くと理解出来たことが多かった
- 座学では学べない事を知れた事が良かったです。補助に入るとか、器具の片付けとかの実践を通して、座学で学んだ知識が色々繋がりました。
処置やアシストの経験が積めた!
- アルジネートの手練りやセメントの練和、相互実習をさせていただいたことは、小さな自信に繋がりました。
- 様々な口腔内を見てその人に合ったTBIを考えたり、練習した技術を活かせたりしたのが実習をしてよかったなと思います。
- インプラントメンテのアシスト
- ドクターのアシスト、スケーリング、超音波スケーリング、レントゲンの位置付け、それぞれを経験して難しさを実感した。
- デンタルのフィルムを手もみで現像したこと。
- 接着、合着剤の練和
- 根幹治療に使う綿栓巻き。たくさん練習して長さや太さを調整できるようになった。
- テック作成、レントゲンセット、セメント練和、印象採得、石膏、レントゲンの読影、保健指導など。
- 経験は必ず力になるので実技面での実習がやれて良かったと思います。
- 歯科保健指導。授業で頭に入れたのをいざ患者さんに伝えるとなると、声や表情、身振り手振りなど自分に足りないものがわかったから。経験させてもらえて良かったと思いました。
- キャンセルなどで空いた枠で歯科衛生士さんの口を貸していただいて、プロービングやエアスケーラー、ポリッシングなどを一通りやらせていただいたことです。
- スケーリングやPMTC、小児のTBIなどをやらせてもらった。
- スケーリングさせてもらう機会が多く嬉しかったのと、日々の相互実習の成果を出せてよかった
- 決まった患者様につかせていただいて、その患者様の症例や症状についての改善などを歯科衛生士の方と相談できたのが良かった
- 実際の患者さんにケアを施せた。自分の技術不足に気づき、ステップアップになりました。
- 印象採得やPTC実技を経験させてもらえたのは良かった。
臨床実習って何するところ?|歯科衛生士学生 学校生活の極意【臨床実習編】#1
将来働くイメージがつかめた!
- 自分がどんな歯科医院で働きたいか分かった。
- 就職へのビジョンも見えてきたのでよかったです。
- 実際の患者さんに処置を行ったりすることで働き始めたときのイメージがついた
- 先輩衛生士がどのように臨床の現場で働いているか、見ることができた。
- 大学病院と歯科医院の違いが知れたこと。
歯科衛生士国家試験の勉強に役立った!
- 国家試験を意識してレポートを書いた。矯正や小児専門の医院での実習はかなり知識として身についた。
- 院長先生のアシスタントは国試勉強するにあたり治療の流れを把握できて良かったです。
- 臨床実習に行く前にクオキャリアのアプリで過去問を解いてどんなところが出題されやすいか学び、その部分を臨床実習で着目してみるようにした。
- 必ず、分からないことは聞いたり教科書で調べる
- 術式をしっかり頭に入れてから臨床実習に臨むこと。レポートを書くときだけではなく、国試対策でも非常に役に立った。
- 附属である大学病院で実習し、小児や矯正、外科、麻酔など実際に経験しなければ分からない術式や臨床での流れ、実際を知ることが出来た。器具など実際に見て使用する経験は国家試験に役立ちました。
- 診療補助です。国試にも役立つところが多いので実習に行けて良かったなと心から思います。
他にもこんなことが良かった!
- スタッフと関わることができて良かった。
- ドクターとの関わり方を学べた。
- 臨床にいる衛生士さんの勉強量がすごいので私ももっと勉強しなきゃと感じました。
- 患者さんと積極的にコミュニケーションをとったこと。
- 人との関わり方を学べたこと。
まとめ
臨床実習に対して不安を感じている歯科衛生士学生の方も多いのではないでしょうか。
実際、実習中は初めてのことで戸惑ったり、慣れないことや未熟な点について指摘を受けたりすることもあるでしょう。
実習前に準備をしたり、実習後に日誌を書いたりと大変なことも多いと思います。
それでも、歯科衛生士になる準備のための貴重な機会に「経験して良かった!」と思うことも多いはず。
ここでご紹介した先輩の声を参考に、ぜひ貴重な機会としていただければ幸いです。