歯科衛生士が長く働けるよう、どんな待遇面の取り組みを行っている?|101医院に大調査#1
クオキャリアが発行している就活BOOK「しゃほかんV」の掲載医院に、自院の新人育成の取り組みに関するアンケート調査を実施。
新卒歯科衛生士のための環境を整え、育成に力を入れている歯科医院のリアルをお伝えします!
回答した医院は…
直近3年の新卒DH採用数 平均4.4名
2桁採用の法人も含む歯科衛生士に人気の医院!
*このコーナーのコメント・各種データは「しゃほかんV」掲載医院へのアンケート調査結果をまとめたものです(2023年10~11月クオキャリア実施/有効回答数:101)
*コメントのカッコ内:回答者の肩書き
★新卒DHを大切に育てるための取り組み|101医院に大調査
第1回 歯科衛生士が長く働けるよう、どんな待遇面の取り組みを行っている?(こちらの記事)
第2回 歯科衛生士の新人研修期間は?
第3回 教育体制は誰がどんなふうに教えている?
第4回 歯科衛生士が長く働けるよう、どんなキャリアサポートを行っている?
第5回 勉強会の開催頻度や内容は?
第6回 新卒歯科衛生士の育成方針や新人研修のポイントを教えて!
目次
歯科衛生士が長く働けるよう、どんな待遇面の取り組みを行っている?
賃金向上(基本給・ボーナスなど)
- 賞与は基本給の1.5倍からスタートし、毎年0.1倍ずつ2倍まで上げています(院長)
- クリニックのスタッフ全員協力型のボーナスを毎月支給。また、仕事内容、能力、成果に応じて報酬を段階的に上乗せしている(理事長)
- 開業時より準備片付けなども残業手当として支給。今年から固定残業手当にして金額も上昇しています(院長)
- 基本給の底上げ、手当ての付与(院長)
- 920時間の研修全てにお給料を付けている(院長)
- 賃金体制で(残業時間など)不満が出ないよう明確化及び給与の増額(院長)
- 賃金向上、インセンティブや能力によっての昇給等(理事長)
勤務時間の見直し(早めの終業時間など)
- 2年連続で診療時間の短縮を進めている(理事長)
- 祝日の振替診療をなくし、診療時間を少しずつ短縮している(採用担当)
- サポートスタッフを採用し残業ゼロを目指している(事務長)
- 常勤DHの勤務時間を短縮。さらに週2日、長く勤務できる方には別途手当を支給するようにした(院長)
- 3年前に診療時間を30分短縮しましたが、2024年4月より更に30分短縮しました(院長)
- 変形労働時間制で、17時退社の日を設けている(院長)
- 残業を極力減らす為、終業時間1時間前には治療と片付けを行うスタッフを別々に配置している(事務)
柔軟な勤務体制の用意
- 柔軟に勤務時間を変更でき、休みやすいようになっている(院長)
- 勤務時間と週休をそれぞれ2通り設けて、それぞれの生活に合わせた勤務形態を取れるようにしている(院長)
- 柔軟にシフト変更相談なども受けている。子育て中のスタッフもおり、時短などにも対応(採用担当)
住宅支援(家賃補助・寮など)
- 家賃は3万円まで補助。引っ越し費用は全額補助(事務長)
- 勤続年数に応じて家賃補助額をUP(採用担当)
子育て支援
- 産休、育休が取りやすいように人員配置を多くし、時短勤務にも対応(理事長)
- 法人全体の衛生士数が多いため、欠勤や直前の休みにも別の医院からのヘルプなども行いながら対応。産育休後は時短勤務のほか、希望に応じて衛生士のアポ枠を持たずに診療補助から復帰することもでき、急な休みでも休みやすくしている(採用担当)
- 子育て中のスタッフが気兼ねなく休めるようにしている。時短正社員制度を採用している(理事長)
休暇制度の充実(週休3日など)
- 週休3日を導入し、なるべくプライベートの時間を大切にできるようにしている(院長)
- 有休と公休を組み合わせた長期休暇も可能で、海外旅行も気兼ねなく行けるようにしている。3週間の連休でイタリア旅行に行ったDHもいます(理事長)
- 有給休暇を入職翌月から10日間付与し、取得を奨励している(理事長)
- ゴールデンウィークやお盆休み正月は前後、なか日を含め長期休暇になるようにしています(院長)
*こちらは、2023年11月発行「しゃほかんV」掲載記事を再編集したものです。掲載情報は取材時のものとなります。