月60時間以上の残業手当50%割り増しに ほか|オトナDH研究所

就職して社会に出ると、日々の生活や将来のこと、さまざまな場面でのマナーなど、仕事以外にも考えることがたくさんあります。
ここでは歯科衛生士が知っておきたい社会人としての常識やマナー、生活の知恵などをご紹介。
ワンランク上のオトナDHを目指しましょう!

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月60時間以上の残業手当50%割り増しに

歯科医院を含むすべての企業は、残業手当を通常勤務の25%以上割増で支給するよう義務付けられています。

さらに2023年4月からは、月に60時間を超えた分は50%以上割増にすることが定められました。
すでに大企業には適用されている制度ですが、働き方改革の一環として、以降は全企業が対象になります。
歯科医院も例外ではないので、残業手当の規定を確認してみましょう。

*クオキャリアのWEBサイトでは募集要項の「残業」欄に、残業手当の支給について「法定通り(=法律で決まっている基準通り)」または「法律で定められた内容以上の場合はその具体的内容」を記載しています。

国民皆歯科健診で歯科衛生士がさらに重要に

2022年6月に内閣府が発表した『経済財政運営と改革の基本方針2022』にて、歯科健診受診を義務付ける国民皆歯科健診(こくみんかいしかけんしん)を具体的に検討することが発表されました。

導入時期は未定ですが、この基本方針には「全身の健康と口腔の健康に関する科学的根拠の集積と国民への適切な情報提供」「オーラルフレイル対策・疾病の重症化予防につながる歯科専門職による口腔健康管理の充実」「歯科衛生士・歯科技工士の人材確保」なども盛り込まれており、口腔から全身の健康を守る歯科衛生士の役割がますます大きくなりそうです。

参考ページ:内閣府 経済財政諮問会議 経済財政運営と改革の基本方針2022 について

気をつけようアンコンシャス・バイアス

アンコンシャス・バイアスとは、無意識に持っている先入観や偏見のこと。
考え方や生き方が多様化している現代では、自分の常識や経験だけをもとに判断すると悪意なく相手を傷つけてしまう可能性があります。それは思った以上に何気ないことにも当てはまります。

たとえば小児患者の付き添いは「母親」だと思い込むことも、アンコンシャス・バイアスの一つ。「母親」や「両親」を「保護者」と言い換えるなど、無意識のうちに使っている言葉を見直すことをおすすめします。

 

*こちらは、2023年1月発行「就活BOOKクオキャリア春号」掲載記事を再編集したものです。掲載情報は当時のものとなります。

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