【新卒1年目DH必見】無料で学べる! 愛知学院大学短期大学部 歯科衛生士リカレント研修センター|卒後フォローアップ研修 受講者インタビュー

愛知学院大学短期大学部 歯科衛生士リカレント研修センター「卒後フォローアップ研修」とは

国家試験に合格して歯科衛生士として働き始めても、「患者さんのお口に触るのが不安」「自分の技術に自信がないけれど、仕事の中で教えてもらう機会がない」という悩みを抱えている人も多いでしょう。
このような不安を払拭するために提供されているのが、卒後1年目の歯科衛生士を対象とした本プログラム。2日間の講義と2日間の実習に加え、希望により愛知学院大学歯学部附属病院での実習も含めてすべて無料で受講できます。(2025年以降は有料化の予定)

愛知学院大学短期大学部 歯科衛生士リカレント研修センター
卒後フォローアップ研修プログラム

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卒後フォローアップ研修プログラム受講者の声1|「わからない」と素直に言える環境だからこそ、不安を解消できました

歯科衛生士・杉浦さん(20代)

2023年 愛知学院大学短期大学部卒業/新卒で名古屋市内の一般歯科に入職。現在は、定期検診や診療補助など歯科衛生士業務全般を担当。好きな食べ物は海鮮と二郎系ラーメン。

コロナ禍真っ只中の学生時代、不安だらけの社会人デビュー

私が歯科衛生士学校に入学したのは、2020年の4月です。ちょうどそのタイミングで新型コロナウィルス感染症が流行し始めたため、実習も含めてほとんどの授業を、自宅からオンラインで受講することになりました。
実習模型も手元になく、パソコンの画面を見るばかり。今だから言えるんですが、正直あまり集中することができず、基本的なことすら身についていない実感がありました。その状態で臨床実習を受けて、なんとか勉強して国家試験に受かって、働き始めて……本当にこれで良いのか、不安や戸惑いが大きかったですね。

新卒で入職したのは患者数が多く、比較的早い段階から患者さんを任される診療所。そこが魅力でもありましたが、定期検診をしながら「あれ、ここってどうやったら良いんだろう?」と疑問がたくさん湧いてきました。でも、「こんな当たり前のことを聞いて良いのかな」と気が引けて、先輩やドクターにはなかなか質問できなくて。そんなときに卒後フォローアップ研修の案内を見かけ、迷わず受講を決めました。

優しい先生と仲間に囲まれて、一人じゃない! と安心できた

研修では講義と実習が行われますが、その中で、マネキンを使ったスケーリングの実習が特に印象に残っています。実習では先生が受講生のところを順番に回り、一人ひとりの様子を見ながらじっくり教えてくれました。アドバイスがわかりやすかったのはもちろん、私からの質問に対しても丁寧に答えてくれたことがありがたかったですね。どの先生も相談しやすく、その都度親身に教えてくれたので、臨床の中で一人で抱えていた悩みを解決できました。

また、受講生同士のコミュニケーションも、とても楽しかったです。グループ実習では「こうしたら良いよ」とアドバイスし合ったり、「ここ、難しいよね」と共感し合ったり。学生時代は自宅から一人で授業を受けることが多く、挙手や質問もしにくかったんです。だからこそ、卒後フォローアップ研修で仲間と直接話し合いながら学べたことが、すごくうれしかったですし安心でした。

自信を持って、患者さんと向き合えている自分がいた

研修を受講してから、仕事上でもたくさんの良い変化がありました。一つは、判断力や技術が上がったこと。例えば受講前は、唇の力が強い患者さんのスケーリングの際に、バキュームをどう置けば良いのか迷っていました。しかし、研修で具体的なアドバイスをもらったおかげで、スムーズに対応できるようになりました。
また、オープンクエスチョンのノウハウを学んだことで、問診で的確なヒアリングができるようにもなりました。こうした自信が患者さんにも伝わるのか、「あなた上手ね」「次からもお願いします」など、うれしい言葉をもらえることが増えました。

さらに、こうしたスキル面以上に、自分の中で大きな変化がありました。それは、周りの人に積極的に質問をするようになったこと。研修を通して「わからないことはどんどん聞いたほうが良いんだな」と実感したので、医院に戻ってからも先輩や院長に、「これってどういう症状なんですか?」などと自分から尋ねるようになりました。そうすると、見えるものがどんどん増えてきて、わかることが格段に増えました。

受講を考えている方へ

私の場合はコロナ禍で実習があまり受けられなかったという事情がありましたが、たとえ通常の実習が実施できたとしても、学生時代に経験できる内容は限られています。そのため、一旦社会に出てから、実務の中で出会ったわからないことや不安なことを改めて学び直すのは、とても意味のあることです。

また、研修の講師を務める先生たちが、みんな面白くて気さくなことも、受講をおすすめしたい大きな理由。「本当にわからないんです!」と素直に言える環境が、学習の効果をより高めていると感じます。ぜひ、気楽な気持ちで受講してみてください!


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卒後フォローアップ研修プログラム受講者の声2|“できる”“わかる”が増えたから、仕事がもっと楽しくなった!

歯科衛生士・佐藤さん(40代)

2021年名古屋医専卒業/同校の歯科衛生学科に夜間部が開設された年に、1期生として入学。仕事・学業・育児の両立に奮闘しながら学生生活を送った。

”自己流”への不安から、友人と一緒に研修に参加

私は今働いている歯科医院に、歯科助手として15年以上勤務していました。その中で、「もっと知識を学びたい」「自分の手でできることを増やしたい」という思いが芽生え、夜間部に通って歯科衛生士の資格を取得しました。ただ、夜間部は授業の時間数が限られていることもあり、実技面での訓練が足りないことを痛感していたんです。しかも、在学中に新型コロナウィルス感染症が流行し始めてしまい、最後の1年は学外での実習もできませんでした。
このような頼りない状態で歯科衛生士としての仕事がスタートしたのに加え、実は私の職場にはほかに歯科衛生士がいないため、「先輩に聞く」ということができない環境。手技がどうしても“自己流”になりがちなことに、大きな不安を感じていました。

そんなときに目にしたのが、愛知学院大学短期大学部の“卒後フォローアップ研修”の情報。卒後1年目にしか参加できないと知り、「今しかない!」と受講を決めました。でも、「レベルが高くて難しかったらどうしよう」という心配もあったので、専門学校時代の同期を誘って一緒に参加しました。

こんなに手厚くて良いの!? と驚くほどのサポート

実際に研修が始まってみたら、そんな心配はまったく要りませんでした! わかりやすい教材がたくさん用意されていましたし、少人数制でとことん丁寧に教えてくれたので、すぐに安心できました。
講義の中で印象に残っているのが、診療報酬の算定についての授業。それまでは、院長に聞きながらなんとかレセプト業務をこなしていたので、基本をしっかり復習できて勉強になりました。また、実習では、患者さんの頭の位置をどう設定するかといった“基礎の基礎”から、まさに手取り足取り教えてもらえて。「こんなに手厚くて良いの!?」とびっくりするくらいのサポート体制でした。

実は私は、研修が始まる前は、“先生=厳しい”というイメージを持っていたんです。だから、先生に何かを尋ねる際にも、「価値のある質問をしなければいけないんじゃないか」と気負っているところがありました。
でも、本プログラムの講師の先生たちは、“質問”の内容がまだ漠然としている“相談”の段階から、親身に話を聞いてくれる人ばかり。研修後も相談に応じてくれて、本当に心強いです。

勤務先を離れて学んだからこそ、視野が広がった

研修を通してスキル面で一番成長したと感じるのは、自信を持ってSRPができるようになったことです。また、一緒に受講した歯科衛生士は、小児、矯正、一般歯科とさまざまな歯科医院に所属していたので、分野による視点の違いを知れたことも大きな収穫でした。私が働いている歯科医院は高齢の患者さんが多いのですが、「子どもの診療をやっていると、こういうところに目がいくんだ」などということが学べて、視野が大きく広がりました。

“勉強”というとハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、「できること」や「わかること」が増えるのって、純粋に楽しいと思うんです。しかも歯科衛生士の仕事は、自分の知識や技術がレベルアップすれば、より患者さんの役に立てるようになります。実際に私は卒後フォローアップ研修に参加したことで、「できた」「わかった」という大きな手応えを感じましたし、自分のスキルに自信が持てたことで、この仕事をますます楽しめるようになりました。

受講を考えている方へ

先輩歯科衛生士の人数が多く、教育体制が充実している職場であれば、仕事の中できちんと基礎から学びなおせるかもしれません。でも、私のように先輩がいない職場や、仕事中に基本をじっくり確認する余裕がない環境の場合は、このような外部の研修に参加することをおすすめします。誰にも直してもらえないまま“自己流”で仕事をしていると、患者さんの負担を増やしてしまうかもしれません。だからこそ、早い段階で基本に立ち返って“正しいやり方”を学べたことが、本当に良かったと感じています。しかも、充実したこの内容の研修を受けられる機会なんて、なかなかありません!
卒後1年目にしか受講できないので、チャンスを逃さずに参加してほしいと思います。


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教えて! 卒後フォローアップ研修プログラムQ&A

高阪 利美さん

愛知学院大学短期大学部歯科衛生士リカレント研修センター副センター長
愛知学院大学 特任教授

Q1.研修費用はかかりますか?

受講費や消耗品費は無料で、実習着も無料で貸与します。ただし、交通費、損害保険料、血液検査費(必要に応じてワクチン接種費)は自己負担です。

Q2.実施概要や参加資格は?

その年に歯科衛生士養成校を卒業した方が対象です(2024年度は2024年3月卒業者が対象)。年に1回・30名限定で募集し、2024年度は6月の毎日曜日に全4回実施します。

Q3.年齢制限はありますか?

年齢による制限はありません。卒後1年目で歯科衛生士の免許をお持ちの方なら、どなたでも参加できます。

Q4.出身校や居住地域による制限はありますか?

出身校や居住地域による制限もありません。リカレント研修全体では県内・県外の出身者も多く、中には神奈川県から参加した方もいます。

Q5.選考はありますか?

原則として先着順です。

Q6.実習の主な内容は?

スケーリングとSRPを中心に、プロービング、シャープニング、超音波スケーリングの操作方法など「新卒の歯科衛生士が、臨床現場ですぐに実践できるテクニック」をお伝えします。基本から、手取り足取り教えていきます。

Q7.講義の主な内容は?

「①歯科衛生士としての基本姿勢」「②歯周病治療の基礎知識」「③診療報酬の基礎知識」「③医療面接や業務記録の流れ」の4つが、講義の主な項目です。実習だけでなく講義も、日々の仕事にすぐに活かせることを意識した内容になっています。

Q8.卒後フォローアップ研修を受講後、さらに学べる場はありますか?

リカレント研修センターでは、卒後フォローアップ研修のほかにも「復職支援・現役研修プログラム」として、「口腔機能管理コース」と「口腔衛生管理コース」を用意しています。それぞれ8日間をかけて講義と実習を行うプログラムで、年間で2回実施しています。

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