努力義務ってどれくらい強制力がある? ほか|オトナDH研究所
就職して社会に出ると、日々の生活や将来のこと、さまざまな場面でのマナーなど、仕事以外にも考えることがたくさんあります。
ここでは歯科衛生士が知っておきたい社会人としての常識やマナー、生活の知恵などをご紹介。
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目次
努力義務ってどれくらい強制力がある?
最近耳にする「努力義務」という言葉。強制力はどの程度で、守れなかった場合に罰則はあるのでしょうか。
たとえば2023年4月から、自転車に乗るときのヘルメット着用が努力義務になりましたが、守らなかった場合に罰を受けることはありません。ただし場合によっては、行政指導を受けたり賠償事故で保険が下りなかったりということもあり得ます。
また、新型コロナワクチンの接種も、努力義務が求められていることの代表例です。努力義務だからと油断していると、のちに「義務」に変更されることもあるので、注意が必要です。
警視庁「自転車用ヘルメットの着用」
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/jikoboshi/bicycle/menu/helmet.html
厚生労働省「新型コロナワクチンQ&A」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_qa.html
なぜ試験前に掃除をしたくなる?
点数が悪かったときに備えて、「掃除に時間をとられて勉強ができなかった」という理由をつくろうとする心理が働くから。漫画や動画に手が伸びるのも同じです。自分を不利な立場に置くという意味で、セルフハンディキャッピングと呼ばれています。
ついサボってしまう人は、「80点以上をとる」などの目標を周囲に宣言してみては?
良い意味でプレッシャーがかかり、勉強に集中できるようになります。
モチベーションアップのヒント
目指す資格取得のためとはいえ、勉強へのモチベーションを保つのはなかなか大変。
やる気を維持するためには、まずは目標を明確にすることが大切。「今月中に○○を覚える」など期間を区切り、なるべく具体的に設定するのがポイントです。
気乗りしないときには、思い切って一度休息してしまうのもアリ。その代わり、部屋の掃除など短時間で達成できることをやってみましょう。「できた!」という気持ちよさを味わうことが、目標に再度向き合うきっかけになるはずです。
国試勉強に、そして将来スキルアップのための勉強をする際にも、活かせる方法です。
*こちらは、2023年9月発行「就活BOOKクオキャリア秋号」、2017年6月発行「就活BOOKクオキャリア夏号」、2016年9月発行「就活BOOKクオキャリア秋号」掲載記事を再編集したものです。掲載情報は当時のものとなります。