歯科医院見学のススメ
目次
何で歯科医院見学? 先輩DHさんに聞いてみました。
現役歯科衛生士さんにアンケートを行うと、就活活動をする際に「なるべくたくさんの医院見学に行った方が良い」という意見が多数寄せられます。その意見は、医院見学をおろそかにして後悔している先輩衛生士さんが実際にいることの裏返しともいえます。ここでは、先輩たちの“見学”に対する意見、経験をまとめました。
見学に行ったからこそ気付けたこと
- スタッフ間の雰囲気や、その医院の仕事の回し方を知ることができました。
- 実際の院内の雰囲気とそこで働く先輩方の表情が見られました。
- 歯科医院一軒一軒考え方ややり方が全然違ったので、自分に合うところややりたい分野を考えて探さないといけないと思いました。
- やはりその医院の雰囲気です。面接などで話すだけでは分からない院長の性格やスタッフとの関わり方、患者さんへの接し方などを見ることができました。
- 直接関わることで、スタッフの方々や先生の人柄が分かりました。
見学に行って、就職先の選定に役立ったこと
- 自分の向き不向きを把握できました。
- 「本当に働きたい医院」かどうかの見極めができました。
- 複数医院に行ったからこそ違いに気付き比較できました。
- 自分が医院で働くイメージができました。
- 実際に医院で働くスタッフの声を聞くことにより、安心できました。
- 実際に働き出した際のギャップが少なかったです。
見学に行かなかったことで起きた困ったこと
- 条件の違いや、人間関係などに悩まされました。
- 求人票だけ見て働き始めたら、実際とは違うことがたくさんありました。
- 自分が思い描いていたこととのギャップに落胆しました。
見学の経験は今の仕事に活かされていますか?
- きちんと自分の希望と適合性を把握し、やりたいことや興味がある分野に進むと、働いていて楽しいです。逆になんとなく決めた分野に進むと、モチベーションが上がらないと思います。
- 見学時に医院に温かく迎え入れられたことがきっかけで、自分の他人への接し方が変わりました。今の仕事でも、患者さんの話をしっかり聞くように心掛けています。
現実に触れて確かめるしかない
歯科衛生士さんへのアンケートからは、見学をしたからこそ得られたことと、働く上で重要視するようになったポイントが、ほぼ一致していることが分かりました。 このことからも、事前の見学がどれだけ『仕事探し』に関わる大事なことなのかが分かります。
職場の雰囲気、そこで働く人たち、仕事の流れ、患者さんのありようを実際に自分の目で確認することで、「求人情報」だけでは分かり得ないものが見えてきます。 だから就職活動を始めるにあたり、見学が重要となってくるのです。ただし、何となく行って帰ってくるだけでは意味がありません。 見学前にどこを見るべきかをきちんと考え、見学後にはその印象を自分なりにまとめてみましょう。その積み重ねがあなたを“シアワセ”な就職に導きます。