頑張った時間はすべて試験本番への自信になる|歯科衛生士の先輩に聞く 国試合格体験談

はじめに

歯科衛生士として活躍するために、避けて通れないのが国家試験。
合格を目指して頑張っている歯科衛生士学生の皆さんと同じように試験勉強に取り組み、それを乗り越えてきた先輩にインタビュー。
具体的な勉強のスケジュールやコツもぜひ参考にしてみてください。

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先輩歯科衛生士のプロフィール

小磯さん

関西女子短期大学(2022年卒)

幼少期に通っていた歯科医院の歯科衛生士に憧れてこの道へ。現在は自宅からほど近い地域密着型の一般歯科でアシストや予防業務などを幅広く担当している。

国試勉強データ

  • 勉強を始めた時期:3年生の10月
  • 直前2月の1日の勉強時間:10時間
  • 国試勉強に使ったもの:過去問題集、クオキャリアの過去問アプリ
  • 主に国試勉強をした場所:自宅

小磯さんはクオキャリアの過去問アプリを活用「過去問アプリは学校の掲示板で案内を見つけて友だちと一緒にダウンロード。休み時間や移動中など隙間時間に取り組みました」

国試直前の一日のスケジュール

8:00 起床
9:00 勉強スタート
10:00 小休憩で動画を観る
10:20 勉強
11:30 昼食&お昼寝
13:00 小休憩を挟みながら勉強
17:00 夕食、お風呂、休憩
21:00 勉強
23:00 就寝

勉強は完全に自宅派。友だちとおしゃべりしてしまうことがなく、また周りの人への迷惑を気にせず勉強道具を広げられるので、気が楽でした。好きな音楽をかけて気持ちを上げて取り組んでいました。

国試当日の思い出

不安になると緊張感が余計に高まるので、マイナス発言は禁止! 昼食中はイヤホンをして午前の問題を振り返るのをやめ、自分に「大丈夫」と言い聞かせました。

頑張った時間はすべて試験本番への自信になる

実習・勉強・就活は期間を分けてそれぞれ専念

落ち着いて国試に臨みたかったので、試験勉強を始めたのは臨床実習がすべて終わった秋頃から。就職活動は国試が終わった3月からスタートしました。
同時進行にすると、ただでさえ試験勉強に不安があるのにさらにプレッシャーがかかると思ったんです。遅めの就活でしたが、しっかり複数の医院を見学して、良い職場に出会えました。私にはこの方法が合っていたと思います。

過去問を繰り返し解いて苦手分野を集中特訓

勉強で手こずったのは解剖学です。模試では8問中正答が0のこともあったほど。その上、解剖学は問題の冒頭にくることが多いので、そこでつまずいたら残りの問題でも焦ってしまうと考え、テコ入れすることに。
過去問を解いて「つまずきどころ」を集中的に勉強し、少しずつ点数を上げていきました。

心掛けたのは、正解ではない選択肢についても「なぜ違うのか」を考えること。それを繰り返したおかげで、本番でも過去問に似た問題にきちんと答えることができました。
学校での国試対策の授業で、応用力を身につけられたのも大きかったと思います。

そして先生方の存在は、勉強面はもちろん、精神面での大きな支えとなりました。
最後には「頑張ってきたから大丈夫!」と先生に勇気づけられたことで、自信を持って本番に臨めました。

推し活をモチベーションに気持ちを切り替え本番へ

コロナの感染を避けるために、勉強はずっと自宅で。「9時から10時はこれをやる」などの時間割をつくって、終わったら線を引いて消していきました。
時間割には息抜きに好きなアイドルの動画を見たり、食後にお昼寝をしたりする時間も確保。そうすることでスイッチの切り替えがうまくでき、集中力が高まったと思います。
もちろん、休憩から勉強に戻るときにはしんどいと感じることもありましたが、「国試が終わったら推しの舞台を観にいくぞ!」と気持ちを奮い立たせて頑張りました。

国試対策ほど勉強をしたのは人生で初めて。緊張やストレスもありましたが、今思えば楽しい思い出です。皆さんも来年にはそう振り返れるはず。
試験の1週間前くらいからは復習を中心にして気持ちを整え、落ち着いて本番に臨んでください。きっと大丈夫ですよ!

小磯さんの勉強グッズ

ノートだときれいに書こうと思ってしまい時間がかかるため、まとめるのはノートではなく捨てられる紙に。
教科書丸写しでなく自分の言葉で書くのがポイント!

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