【歯科衛生士の先輩に聞く 国試合格体験談】「焦りに負けないように自己暗示でやる気アップ」
目次
はじめに
歯科衛生士として活躍するために、避けて通れないのが国家試験。
合格を目指して頑張っている歯科衛生士学生の皆さんと同じように試験勉強に取り組み、それを乗り越えてきた先輩にインタビュー。
具体的な勉強のスケジュールやコツもぜひ参考にしてみてください。
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先輩歯科衛生士のプロフィール
新宿医療専門学校(2022年卒)
高校生のときに受けた「スポーツと栄養」という講習で歯の大切さを学び、歯科衛生士を目指す。現在は六本木ヒルズ内の歯科医院で、幅広い診療分野に携わっている。
国試勉強データ
- 勉強を始めた時期:3年生の10月
- 直前2月の勉強時間:9時間
- 国試勉強に使ったもの:学校から配られるプリント、過去問、まとめノート、暗記カード、国試解説のYouTubeチャンネル、スタディプラス(アプリ)、学校の先生の著書、働く細胞のアニメ
- 主に国試勉強をした場所:自宅
アプリで記録した勉強量を友だちと見せ合いっこ。「頑張ってて偉いじゃん」と言われてやる気もグッとアップ!
国試直前の一日のスケジュール
8:00 起床
9:00 友だちとLINEをつないで勉強
12:00 昼食
13:00 勉強再開
16:00 買い物、夕食、お風呂
20:00 勉強再開
23:00 就寝
YouTubeの国試解説動画は入浴タイムなどに流し見。そのまま別の動画を観続けてしまってもいいように、自分で決めた“ダラダラタイム”に観ていました。
国試当日の思い出
前日はコロナ禍で会えなかった友だちと同じホテルに宿泊して、みんなでホテルのディナーを食べました。試験本番も、友だちがそばにいると思うと心強くて、落ち着いて臨めました。
焦りに負けないように 自己暗示でやる気アップ
夏休みは思いきり遊んで 悔いなく勉強モードへ突入
3年生の7月に実習が終わり、8月と9月は夏休み。コロナ禍で自粛していた分、悔いが残らないくらい思いきり友だちと遊びました。10月からは国試対策をスタートしましたが、最初のうちはあまり勉強がはかどらなくて、「もっと前からやっておけばよかった」と思うことも。12月に入り、焦りが大きくなってきたときは「私は短期集中型だから大丈夫、できる!」と言い聞かせて「自分に負けない気持ち」をつくり、スパートをかけました。
LINEで友だちと励まし合いながら勉強
以前はまとめノートをつくるのが好きでしたが、「そんな悠長なことはしてられない」と思い、12月には勉強法を変えました。学校で配られたプリントや本を読んで覚え、何度も過去問に挑戦。間違えた問題の解説まで読み、なぜ間違えたのかを理解する、というやり方を繰り返して少しずつ力を付けていきました。過去問以外で役に立ったのが、学校の先生が配信している国試対策のYouTubeチャンネルです。大事なポイントを押さえられるのはもちろん、明るく楽しく教えてくれるので元気をもらえました。
2月からは学校の授業もなくなり、一日中家で勉強していました。一人暮らしで誰とも顔を合わせることがなかったので寂しくてたまらず、友だちと時間を決めてLINEの通話をつなぎっぱなしにしていましたね。くじけそうになったら、「頑張ろう」と励まし合ったり「国試後にやりたいことリスト」をつくったりしてモチベーションを上げました。
国試の合格が大きな自信をくれた
皆さん不安な気持ちでいっぱいかと思いますが、歯科衛生士の国試は合格率が高い試験。過去問など基本的な勉強をしっかりすればきっと大丈夫です。馴染みのある問題もたくさん出るので安心してください。「できない」と思うと気持ちの面で負けてしまうので、私も国試前は「なんとかなる」と信じて勉強を続けました。その経験を通して、合格後は何事にも「絶対できる」と前向きな気持ちで向き合えるようになりました。皆さんも、今を乗り越えればきっと笑顔いっぱいの毎日を送れるようになりますよ。
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「試験が終わったらやりたいこと」をノートに書き出してモチベーションをキープ! 働き始めてからも大事にしている1冊。
“あかほん”には細かく付箋を貼ってカスタマイズ。