【企業で活躍】歯科衛生士インタビュー「製品を通じて 多くの人に感動を届けたい」
歯科衛生士の専門的知見は、歯科材料や製品を取り扱う企業でも活かすことができます。口腔衛生に、臨床とは異なるフィールドからアプローチする中で得られる喜び、やりがいとはどんなものでしょうか。
マウスウォッシュ「コンクールF」などで知られるウエルテック株式会社に新卒で入職した小笠原茉莉さんに、1年目の仕事内容について聞いてみました。
*こちらは、2019年3月発行「就活BOOKクオキャリア春号」掲載記事を再編集したものです。掲載情報は当時のものとなります。
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目次
プロフィール
小笠原 茉莉さん(Ogasawara Mari)
九州歯科大学(2018年卒)
ウエルテック株式会社(ピアスグループ)勤務/学生の頃から台湾へ短期留学をして現地の歯科を学んだり、症例発表やデンタルショーでの情報収集に積極的に取り組んだりしてきた。
★ウエルテック株式会社
https://www.weltecnet.co.jp/
製品を通じて多くの人に感動を届けたい
広い視野をもって歯科業界に貢献したい、と企業へ
小笠原さんが企業を志望したのは、“いろいろな角度から口の健康を考えたい”という強い想いから。新卒で、健康・美容に関わる幅広い事業を展開するグループに総合職として入社し、口腔ケア製品を取り扱うウエルテックに配属された。
「全国の歯科衛生士学校やデンタルショーでのセミナーがメインの仕事。学生や現場で働く歯科衛生士さんに、予防製品の正しい使い方や臨床に役立つ情報を伝えています」
入社1年目の小笠原さんだが、ひとたび登壇すれば“プロ”。年齢や経験を問わず、どんな相手にも製品の魅力が伝わるよう、プレゼンの内容や見せ方を模索してきたという。
デンタルショーのセミナー風景。話す対象が毎回異なるので、新鮮な反応を得られるのが楽しい。
一人ひとりの声を大切に
想いを“形”にできる環境
一般の方からの問い合わせ電話では、「歯茎がこういう状態で…」と悩みを打ち明けられることも。製品を通じて、臨床現場のリアルにも触れることができる。
「一般消費者から医療従事者まで幅広い層から率直な反応が得られるのも、企業ならではの良さ。こうした声を集めて、マーケティング部門に伝えることで、製品の改良につなげるのもやりがいの一つですね」
人に感動を届ける人になりたいと話す小笠原さん。将来の夢は、現在の業務経験を活かし、自分の手で新製品を生み出すこと。
「健康だけではなく、美の分野でも広く活躍していきたいですね。総合メーカーだからこそ、可能性は無限大。未来にわくわくしています!」
小笠原さんにQ&A
印象に残っている仕事は?
セミナーではこれまで、20以上の都道府県を訪れていますが、なかでも印象に残っているのは、母校である九州歯科大学で講義をしたとき。恩師も聴きにきてくれて、頑張っている姿を見せられてうれしかったです。
入社してよかったと思うことは?
グループ会社内に同期が2、30人いるので、仲のよい人たちと会社終わりにご飯を食べに行くのが楽しくて! 他職種の仕事について話を聞くことができるので良い刺激になります。