長く働き続ける楽しさを伝えていきたい|先生の履歴書《大阪歯科衛生士専門学校》

歯科衛生士養成校の先生は、学生を指導する立場であると同時に歯科衛生士としての“先輩”でもあります。
この連載では先生に、ご自身のキャリアを振り返っていただきながら、歯科衛生士という仕事の魅力や可能性についてお聞きします。

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先生紹介

東條広美 先生

大阪歯科衛生士専門学校 教務主任

一般企業での勤務を経て、大阪歯科衛生士専門学校に入学。卒業後すぐに教員の道へ。沖縄旅行やゴルフを楽しむアウトドア派。夫婦ともに車が好きで、GT 観戦が趣味。

長く働き続ける楽しさを伝えていきたい

ロングキャリアを求めて歯科衛生士に

短大を卒業後は事務職として働いていましたが、想像以上にハードな日々。ふと「女性が長く働ける仕事ってなんだろう」と立ち止まって考えた結果、歯科衛生士にたどりつきました。

その後新卒で教員になったのは、当校で教務主任をしていた先生からの誘いがきっかけ。当時は企業に就職したいという気持ちがあり、そういう話をしていたころ、「いい職場を紹介するからおいで」と呼び出されたんです。「いいところありましたか?」と聞くと「あったあった!」と勧められたのが、他でもない当校の教職。その先生は普段はすごく厳しかったのに、そのときは茶目っ気たっぷりで。

その「メリハリ」が印象的で、思えば教員になってから、ずっとその先生を目指してきました。言葉遣いや態度はしっかり注意するけれど、ときには学生に交じって遊ぶことも。お母さんが子どもをみるように手取り足取り教えたりはしないけれど、最後まで隣に寄り添う。そんなお姉さんみたいな存在でありたいと思っています。

いつでも帰れる場所を守り続ける

厳しい言葉をかけなければいけない場面もあったり、国家試験前は一緒に猛勉強したりと、学生とは3年間辛いことも共に乗り越えます。だから、就職先の院長先生から「こんなにいい子はいない」と褒めていただくと「そうでしょ!」と胸を張ります。卒業後まで慕ってくれる学生もいて、10年ぶりに「先生は残ってると思っててん」と電話をくれたり、遊びに来てくれたりすることも。ここから巣立った教え子が迷ったり悩んだりしたときも戻れる場所であるように、今後もずっと当校で教員を続けていたいと思います。

今年からは教務主任に就きましたが、私のモチベーションの源は、学生と関わること。だから今も講義や実習を持たせていただき、彼女たちから元気をもらっています。皆さんもぜひ、あなた自身が選んだ歯科衛生士という資格をフルに生かし、長く仕事を楽しんでくださいね。

学校情報

学校法人 加藤学園 
大阪歯科衛生士専門学校[大阪市天王寺区]

教員と学生の距離が近く、質問や相談をしやすい雰囲気が特徴。
国家試験前には少人数補講を行い、不安のある学生を教員一丸となって集中サポート。
★学校HPはこちら

*こちらは、2021年9月発行「就活BOOKクオキャリア秋号」掲載記事を再編集したものです。掲載情報は取材時のものとなります。

 

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