はじめに求職者と採用者の間で、改めて条件を確認する必要があります。その際、求職者が見た(求人媒体などの)募集内容を示して確認してみることをおすすめします。
採用者側の「担当者の勘違い」という可能性もあり、相談することで穏便に解決することもあるため、感情的にならずに話を進めましょう。それでも状況が変わらない場合は、公的機関(労働基準監督署)などに相談して解決を図ることになります。
また、「求人票や面接時の説明・労働条件の通知内容(労働条件通知書)は一致していたが、実際に働き始めたら内容が違った」という場合もあるかもしれません。
その場合は“契約破棄=退職”となりますが、すぐに退職というわけにはいきません。採用者に労働条件で通知したとおりに履行するように求め、それでも応じてくれなければ公的機関に相談する、という段階を踏みましょう。
働く人にとって労働条件はとても大切な事柄です。前提として、労働契約の締結時(入職時)には労働条件通知書の明示(交付)を受け、内容を十分確認してください。
「労働条件通知書」については、『労働条件通知書はいつもらえる?』もチェックしてみてください。