退職の意思はどう伝える?

一般的には上司、歯科医院の場合は院長・理事長・人事担当者に「退職面談」という形で、直接退職の意思を伝えることになります。

退職を決めた際に大切なことは「事前に退職のことを口外しないこと」、「ブレない強い決意で伝えること」の2つです。

「事前に退職のことを口外しない」

上司(院長・理事長)・人事担当者以外の先輩や同僚に、前もって退職の相談をすることは避けましょう。

いくら先輩や同僚が“口が堅い”人だったとしても、万が一、話をする前の院長先生の耳に退職の噂が入ってしまったら、退職交渉そのものが難航したり、後々にしこりが残る可能性があります。

「ブレない強い決意で伝えること」

退職面談は退職について相談をするのではなく、退職の意思を伝える場です。

「退職する強い決意」

「今まで育てていただいた感謝の気持ち」

「少なからず診療(現在の業務)に迷惑をかけてしまうことへの謝罪」

の3つを言葉にして伝えましょう。

退職の理由や時期、業務の引き継ぎなどについて聞かれ、強く引き止められるかもしれません。しかし、感謝とともに「退職の日まで最善を尽くします」と“退職=決定事項”との意思を伝え続ければ、徐々に周囲も理解してくれるはずです。