退職後、次の職場が決まっているか否かによって手続きの内容は変わります。年金、税金(所得税・住民税)、健康保険、雇用保険の各ケースについて簡単にご紹介します。
年金
次の職場が決定
……転職先に年金手帳を提出。手続きは雇用主(歯科医院)が行います。
次の職場が未決定
……国民年金に加入。退職日の翌日から14日以内に役所・役場へ年金手帳を持参して手続きを行います。
健康保険
前職で健康保険に加入している場合は、健康保険証を担当部署へ返還します。
次の職場が決定
……転職先の歯科医院が健康保険に加入するため、手続き等は不要です。
次の職場が未決定
……以下2パターンのいずれかを選択できます
A)任意継続被保険者となる
退職日の翌日から20日以内に居住地域を管轄する協会けんぽ支部(健康保険組合加入者の場合は書く健康保険組合)へ、「任意継続被保険者資格取得届」を提出します。
B)国民健康保険に加入する
退職日の翌日から14日以内に役所・役場で手続きを行います。
雇用保険
退職時に「離職票」「雇用保険被保険者証」を受け取ります。
次の職場が決定
……入職時に「雇用保険被保険者証」を提出するだけで手続きは終了です。
次の職場が未決定
……ハローワークで「失業給付受給申請」を行います。
所得税
次の職場が決定
……転職先へ源泉徴収票を提出し、年末調整を受けます。
次の職場が未決定
……税務署で確定申告を行います。
住民税
退職後、1年間(6月~翌年5月分)の未納分は原則として一括で支払いますが、6~12月に退職した場合は、分割で支払うことも可能です。
役所・役場から送られてくる納税通知書の指示に沿って支払いましょう。