スキルアップや情報収集などの面でメリットがあります。
歯科医師会に加入している歯科医院には、以下のようなメリットがあります。
①歯科医師会主催の研修やセミナーを受講できる
②歯科医師国民健康保険組合(歯科医師国保)に加入できる
③保険診療に関する最新情報を提供してもらえる
④地域の交流、他の歯科医院との情報交換が増える
⑤健診など、国からの仕事の依頼がくる
特に①②は、勤務医にとって大きなメリットでしょう。③④も常に最新情報のアップデートが必要な歯科業界では、有益だと感じる歯科医師も少なくないはずです。
ちなみに「歯科医師会に加入すること」とは、基本的に
【日本歯科医師会】【都道府県歯科医師会】【都市区歯科医師会】
の3団体すべてに加入することを指します。
歯科医院は、所在地の都市区歯科医師会、都道府県歯科医師会に入会した後、都道府県歯科医師会を介して日本歯科医師会へ入会します。
歯科医師会は学術団体なため、加入するか否かは任意となっており、歯科医院・歯科医師の判断に委ねられています。
入会金・年会費はそれぞれ3つの団体へ個別に支払う必要があるため、出費の面だけを見るとデメリットと言えるかもしれません(金額は地域や会員種別などによって差があります)。
しかし、歯科医師として不可欠なスキルアップや情報収集の面で役立つのであれば、開業医・勤務医を問わず歯科医師会の存在は大きなメリットです。