人に恵まれたこの場所で真摯に仕事に向き合いたい

歯科医師の父の姿を見て育ち、赤ちゃんからお年寄りまで、あらゆる年代の人に関われることに惹かれて同じ道に進みました。そのため、就職先に求めたのは、幅広く学べる環境です。当院は最新の機材がそろっており、保険から自費まで多くの症例を経験できることが魅力でした。

また、理事長からマンツーマンの指導が受けられる手厚い教育体制も当院を選んだ決め手の一つです。毎週金曜日が丸一日実習に当てられ、「湿潤麻酔」「CR充填」といった基本中の基本から、模型を使って丁寧に教えてもらいました。理事長のやり方を直接学べるので、正しい手技が確実に身につきますし、私の手の動きを見ながらアドバイスをもらえることもとても参考になりました。

昨年は1年間をかけて、保険診療を一通り経験しました。そして入職2年目を迎えた今は、自費診療も少しずつ勉強中。外部セミナーに参加したり、院内で理事長や先輩の診療を見学したりしながら学んでいるところです。また、患者さんにできるだけ安心してもらえるよう、専門用語を使わずにわかりやすく説明することにも力を入れています。

この1年間で大きく変化したことは、「全体を見る」という意識です。臨床に出て初めのころは、どうしても「主訴の虫歯」だけに注目してしまいがちでしたが、理事長や先輩の診療の様子を見る中で、それでは足りないということを実感しました。「咬み合わせはどうなっているのか」「どのような経緯でカリエスになったのか」というように、口腔内全体や患者さんの治療歴などを広く視野に入れないと、本当の治療はできないことに気づけました。

歯科医師としてのキャリアは始まったばかりですが、患者さんが笑顔で帰っていく姿を見ると、「この仕事を選んでよかった」と、とても感慨深いです。尊敬できる先輩たちに囲まれたこの職場で、これからもさまざまなことにチャレンジできるのが楽しみです！