スカウトメールは面倒? イメージや実態を調査&活用法を解説!
近年「スカウトメール」は、経験者採用はもちろん新卒の採用でも積極的に取り入れられています。
クオキャリアなどの求人サイトに会員登録している方の中には、スカウトメールを受け取ったことがあるという人も少なくないのではないでしょうか。
そこで気になるのは、他の人たちがスカウトメールを「何通くらい受け取っているか?」「活用しているのか?」といったこと…。
そこで、クオキャリアの会員登録をしている歯科医師の約100名にスカウトメールに関するアンケートを行いました。その結果と、スカウトメールの活用法についてご紹介します。
スカウトメールについてのイメージや実態
「スカウトメール」とは、求人企業や求人サイト側から、求職者にオファーのメールを送るサービスのことです。
求人サイトの多くには「スカウト機能」が設けられており、そのサイトに求人広告を掲載している企業の一部は、会員登録している求職者にスカウトメールを送ることができます。
企業は、求職者が登録している希望勤務地や条件、関心がある分野などの情報をもとに、条件に合致した相手にスカウトメールを送ります。この際、一般的には、求職者の氏名や電話番号、メールアドレス、住所などが企業に知られることはありません。
それでは実際に、歯科医師のスカウトメール事情がどうなっているのかについて見ていきましょう。
Q1.これまでスカウトメールを何通くらい受け取りましたか?
「5通以下」という回答が一番多く、約8割の方がスカウトメールを受け取ったことがあると回答しました。
「ない」という方が約2割いますが、これは求人サイトに自分のプロフィール情報が詳しく入力されていないケースが考えられます。一般的にスカウトメールはプロフィールが充実しているほど来やすくなります。もし「スカウトメールに関心があるけれど全然来ない」という場合は、プロフィールを見直してみましょう。
《クオキャリアのスカウトメールの場合》
プロフィールの「マイ条件&希望条件」にて、下記を確認および調整してみましょう。
・「希望条件」が多すぎると、条件にマッチした限られた医院からしかスカウトが来なくなる可能性があるので要注意。3~4つ程度に絞って登録するのが一般的です。
・「希望就業時期」は、「良いところがあれば」ではなく「1年以内」など具体的な時期を入力しましょう。
・「自己PR」は1行などで短く済ませずに、研究内容や特技、スキルなどを盛り込んで充実させましょう。
Q2.スカウトメールが届いたらどうしていますか?
読むタイミングは「すぐに」か「あとで」と異なりますが、「読む」と回答した方が半数以上でした。
ちなみに「連絡を返すのがめんどくさそう(明海大学20年卒)」という回答がありましたが、関心のない医院からのスカウトメールについては、返信は必須ではありません。スカウトメールはまだ医院が不特定の求職者に声かけをしているだけの段階です。求職者の名前や連絡先などの個人情報を医院が知っているわけでもないので、返信をしなかったら印象が悪くなるのではないかを気にしなくても大丈夫です。
もし、「今返信をするほどではないけれどちょっと気になる」という医院があった場合は、お気に入りに入れたりしておくとよいでしょう。
Q3.スカウトメールに対してどんなイメージを持っていますか? その理由も教えてください
【スカウトメールの良い点】
●自分を必要としてくれる医院がわかる(奥羽大学24年卒)●自分の本質を見てくれている気がする(奥羽大学20年卒)●見学に行きやすくなる(岡山大学23年卒)●今まで見ていなかった求人からくると就活の幅が広がるので、参考になる(東京医科歯科大学23年卒)●仮に今の勤め先を辞めたくなったときはすぐに次の候補がストックされていると考えると有意義だと思う(昭和大学23年卒)
【スカウトメールの悪い点】
●条件が合っていれば良いイメージになるが、あまり関係なさそうなところから来るとみんなに同じものを送っているのだろうなというイメージになる(新潟大学24年卒)●一斉送信しているような内容であったため(北海道大学24年卒)●気になっていない医院から何度も来るとしつこく感じる(九州大学24年卒)●条件外からメッセージがきても面倒(岡山大学22年卒)●希望勤務地とは異なる医院から来ても困る(奥羽大学24年卒)
「良くも悪くもないイメージ」という回答が多い結果に。
悪い点で多かったのが、「希望の条件外からメッセージが来ると面倒」といった意見。
医院は、自院とマッチしそうな求職者、なるべくレスポンスを得られそうな求職者をピックアップしてスカウトメールを送ることが多いと思いますが、いろんな地域の人を採用したいなど医院の方針によって、配信の基準はさまざまです。そのため、複数の医院の配信先になり、オファーがたくさん来るというケースもあるかもしれません。
もし「自分の希望条件と異なる医院からスカウトが来る」という場合は、求人サイトのマイページに、希望勤務地や条件、興味のある分野などがきちんと登録されているか確認しましょう。医院はその情報をもとに配信先を絞り込むため、より多くの情報が入力されているほど自分に合ったスカウトメールが来ることになります。
Q4.スカウトメールを送ってくる医院に対してどんなイメージを持っていますか?
●売り上げがしっかりしていて、採用に費用をある程度掛けられる医院(大阪歯科大学19年卒)●人手不足。または新店舗開業を見据えている(奥羽大学20年卒)●分院があるような大規模法人なイメージがある(福岡歯科大学19年卒)●採用に力を入れている(長崎大学22年卒)●採用に熱心で、かつ歯科医師教育にも熱心なイメージ(日本歯科大学23年卒)●人手が足りないイメージ(愛知学院大学23年卒)
「人手が足りていない」「採用に力を入れている」といった回答が多くありました。
実際のところ、スカウトメールは大規模法人から来る確率が高い傾向にあります。また、歯科医師の採用に積極的な医院は規模を問わず、分院展開や事業承継など医院経営において大きな方針が定まっていたり、教育に熱心だったりすることが多いでしょう。
Q5.スカウトメールを送ってくれた医院と、送ってくれていない医院はどちらに応募したいと思いますか?
「スカウトメールを送ってくれた医院」の方が多い結果に。やはり自分に興味を持ってくれている医院には応募しやすいですよね。
Q6.スカウトメールをうまく使えていると思いますか?
スカウトメールが来ても見なかったり、見ただけでアクションをしていない人が多いことが伺える結果となりましたが、せっかくの機会を活用しないのはもったいない! 下記でスカウトメールの活用方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
クオキャリアのスカウトメールを活用しよう!
歯科衛医師専門の求人サイト「クオキャリア」でも、会員登録するとスカウトメールを受け取ることができます。
★クオキャリアの会員登録はこちら
1.クオキャリアのスカウトメールの特徴
①メールが来るのは「社保完備」医院からのみ
すべてのスカウトが「社保完備」の医院からなので安心! さらに、新人の教育体制や待遇も整った優良医院ばかりです。「条件が悪く人気のない医院なのでは…」という心配はいりません!
②匿名だから安心
名前や連絡先など個人情報は医院には非公開。スカウト段階で医院が見られるのは、スカウト情報に登録されている希望条件や勤務地などのみです。求職者側から問い合わせや応募をしない限り、医院に個人情報が伝わることはありません。
③マッチングしやすい
機械的に一斉配信されるわけではなく、医院が求職者のスカウト情報を見て自院に合いそうな人に絞り込んで送信するため、見学先として検討したい医院が多いはず!
2.スカウトメールの活用法
より自分に合ったスカウトメールを受け取るためには、自分のプロフィールや希望の条件などを詳しく登録しておく必要があります。「いまいち自分の希望に合っていない医院ばかりからスカウトメールが来る」「たくさんスカウトメールが来すぎる」といった場合には、まずは登録情報をチェックしてみましょう。
登録ステップ(1)「登録情報確認・変更」
右上の「≡」をタップし、マイページ「登録情報確認・変更」メニュー内の項目が正しく入力されているか確認しましょう。
登録ステップ(2)「マイ条件&希望条件設定」
マイページ「マイ条件&希望条件設定」メニュー内の項目にできるだけ詳しく入力しましょう。選択形式の項目についてはすべて入力し、フリーの「自己PR」「備考」にも希望などを記載しておくと、自分の希望に合ったスカウトメールが来る可能性が高まります。
なお、「医院での就業経験」項目で「あり」を選択すると、就業経験について細かく入力する項目が出てきますので、転職希望の方はこちらにも入力しておきましょう。
登録ステップ(3)「お気に入り」登録
多くの医院がスカウトメールの配信先を決める上で、「自院を“お気に入り”に登録している求職者」を基準の一つとしています。そのため、見学に行ってみたい医院や興味を持った医院については、ぜひ“お気に入り”登録をしておきましょう。
見学申し込みを考えていた医院から連絡が来ればラッキーですし、そこまでの関心度ではなかった医院についても、スカウトメールがきっかけとなって、自分に合っていることに気づけたりするかもしれません。
3.スカウトメールが来たらどうする?
求人内容をチェックし、関心の度合いによって下記のように対応しましょう。
・見学や面接を申し込みたい場合
クオキャリアの該当医院の求人ページにアクセスし、応募フォームから連絡しましょう。その際、スカウトをもらったお礼も添えるとベター。下記の例文を参考にしてください。またクオキャリアの応募フォームでは「医院への質問」もできるので、疑問がある場合はそちらから聞いてみましょう。
返信例文
臨床研修医(歯科医師・〇〇大学歯学部6年)の〇〇〇〇と申します。
このたびはスカウトメールをお送りいただき、誠にありがとうございます。
貴院の求人内容を拝見し、~~(〇〇に力を入れているところ/幅広く診療を行っているところ/〇〇という診療方針/学びの機会が豊富なところなど)に大変魅力を感じております。
ぜひ、見学(と面接)の機会をいただきたいと思い、ご連絡いたしました。
ご都合のよろしい日時についてご教示いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
・他の医院と比較して検討したい場合
「お気に入り」に追加しておくと、後で比較がしやすいでしょう
・全く関心がない場合
特に返信はしなくても問題ありません。
スカウトメールがどういうものなのか、また活用の仕方は分かりましたか? スカウトメールは自分がチェックしていなかった医院を知り、選択肢を広げるきっかけになるはずです。スカウトメールが来たら、ぜひ「どんな医院かな?」「なぜ自分のところに来たのかな?」と興味を持って見てみましょう。