面接も話し方が9割! カルタで覚える面接必勝法<前編>
歯科医師は患者さんを相手にする接客の仕事。スタッフとのチームワークも大切になってきます。だから面接では、その求職者が患者さんやスタッフと円滑なコミュニケーションを取れるかを、採用担当者は判断したいと思っています。 ミリオンセラー『人は話し方が9割』の著者・永松茂久さんに、面接で好印象を持ってもらえる話し方を、カルタ方式で教えてもらいました。これを頭に入れて準備しておけば、本番にも落ち着いて挑めるはず!
面接も話し方が9割、
話し方はメンタルが9割
面接で求められるのは「上手」な話し方より「好印象」な話し方。そのために必要なのは、極端に緊張したり不安に押しつぶされたりすることのないメンタルです。僕がお伝えするのも、実はメンタルづくりに関わることがほとんど。心の準備をすることによって、話し方も自ずと変わってきます。やろうと思えば誰でもできるのに、意外とやる人が少ない。そこに勝機があります。(永松さん)
発声は第一印象を左右すると言っても過言ではない。自分のメンタルを強化する作用もある。声にエネルギーや思いをのせるつもりで大きくはっきりと。
自信がなくうまく話せないという人の多くは準備不足。相手の情報をなるべく細かく調べ、質問できるようにしておこう。ついでに自分のパーソナリティも整理整頓。座右の銘や好きな本、過去に影響を受けた物事など。
人間の心理は話し方に現れる。緊張しているときや自信がないときは、たいてい前置きが長くなり、面接では卑屈な印象になりがち。ズバリ結論から話そう。
継ぎ目なく続く話は何を言いたいのかわかりづらく、聞き流されやすい。
短い面接時間で「デキる人」の印象を与えようとしても、うまくいかないことが多い。選ぶ側が面接で見ているのは、「感じのよさ」であり、一緒に働きたいと思えるかどうか。まずは口角を上げることから始めよう。
院長など採用のキーパーソンがホームページやSNSでプライベートを公開しているなら、それをさり気なく話題に出すのも一案。仕事と関係ない話となるとタイミングを読む必要はあるが、特に、好きな食べ物、出身地、ペットの話は親近感を得やすい。
面接で緊張するのは当たり前。前もって心の準備をしておけば大丈夫です! カルタで覚える面接必勝法で 自信をもって面接に挑めますように…。ぜひ参考にしてみてくださいね。後編もお楽しみに!
この人に聞きました!
㈱人財育成JAPAN 代表取締役・永松塾主宰
永松茂久さん
ながまつ・しげひさ◎大分県中津市生まれ。「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」というコンセプトのユニークな人材育成法に定評がある。活動は執筆だけでなく、経営コンサルティング、講演、セミナーなど多岐にわたる。著書『人は話し方が9割』(すばる舎)は発行部数100万部を超えるベストセラーに。2021年12月発売の姉妹本『人は聞き方が9割』は、発売当日に10万部を突破。著書は多数あり、書籍累計発行部数は320万部を突破している。
ながまつ・しげひさ◎大分県中津市生まれ。「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」というコンセプトのユニークな人材育成法に定評がある。活動は執筆だけでなく、経営コンサルティング、講演、セミナーなど多岐にわたる。著書『人は話し方が9割』(すばる舎)は発行部数100万部を超えるベストセラーに。2021年12月発売の姉妹本『人は聞き方が9割』は、発売当日に10万部を突破。著書は多数あり、書籍累計発行部数は320万部を突破している。
文/伊藤由起 イラスト/中根ゆたか