みなさん、こんにちは!
今回は、春休みに伺った病院見学について書きます🦷
私の通う大学では、3年次に根管治療について学ぶ 【歯内療法学】という講義を履修しま す。そこでは、歯科用マイクロスコープを用いて治療する実習があり、その際にインストラク ターをしていただいた保存修復学出身のOBドクターのクリニックを見学させていただきました。
『そもそも歯科用マイクロスコープって何なの?』について軽く説明します。
簡単にいうと歯科用の手術用顕微鏡のことで、肉眼と比較して約20倍程度まで視野を拡大して、かつ明るく見ることができる最新医療機器です。手術時の外科的侵襲の低減や、確実に病変を除去するために用い、より質の高い歯科医療 の提供を手助けしています。
こちらでは午後の診療を通して見学させていただきました。
まず驚きなのが、設備の充実度です。
全5台のユニットに対し、歯科用マイクロスコープを設置しているユニットが4台もあります🔬
歯科治療はもちろん、衛生指導でも歯科用マイクロスコープを用いており、先生だけでなく歯科衛生士さんも使いこなしていらっしゃいました。 私は先で述べた実習時、歯科用マイクロスコープに触れさせていただいたので、操作がとても難しかった記憶しかなく、クリニックの教育体制の手厚さに感動しました👏
院長の長尾先生は日本顕微鏡歯科学会の認定指導医です。 (令和6年1/30現在、全国で35名、茨城県内で唯一) (長尾歯科ホームページより抜粋)
診療では、根の治療や補綴はもちろん、歯周外科のオペまで見学させていただきました。
歯科用マイクロスコープ顕微鏡を用いる最大の利点とも言える、【患者さんが今何をされているかが分かる】という安心感であったり、【歯科医師が治療を記録でき、教育に汎用できる】というメリットをひしひしと体感することができました。
正直きちんと学ぶ前は、『ただ顕微鏡で拡大してるのか~。』くらいの認識でした🙇
ですが、術野の明瞭や多角的視点、患者さんへ指導する際の可視化による説得力など、挙げだすとキリがないほど歯科用マイクロスコープの可能性を感じる良い機会となりました。
見学を快く受け入れてくださった長尾歯科の皆様、院長の長尾先生、ありがとうございました😊
この記事を読んでくださってるエディターズの皆さんや、歯学部生の方、いらっしゃるかは分からないですが歯科治療を受けてる患者さんの方にも触れていただきたい知識が載ってますので、参考資料を添付しておきます。
日本顕微鏡歯科学会のサイト
http://kenbikyoshika.jp/ninteii.html#shidou
では、また次回のブログで👋