こんにちは!
皆さまはセルロースナノファイバー(CNF)という言葉を聞いたことがありますか? セルロースだけなら、耳馴染みのある言葉かもしれません。
あれは今年の2月頃。リビングでたまたまついていたNHKの番組でそのCNFについて特集されていました。
説明によると、どうやら木材の主成分であるセルロースをナノサイズまで解きほぐすことによって作られる繊維状物質のことを指すようです。環境に優しい天然物ながら鋼鉄の5分の1の軽さで5倍の強度をもち、熱膨張しにくい特徴があります。
ぼんやりテレビを見ていた私ですが「強度」「熱膨張」というワードを耳にした瞬間、歯科理工学らしさにピンと来て思わず見入ってしまいました。CNFはあくまでも木の成分であるため吸水性があるようで、歯科に応用するにはまだまだ研究が必要そうですが、その強度の大きさ、熱膨張の少なさや透明性から、将来十分歯科に応用できる可能性があると考えました。
私は最近進路に悩んでいます。いまのところは臨床で考えていますが、このような面白そうな話題を見つけると、研究するのもとても楽しそうだなと改めて思った出来事でした。
以下に参考をつけたのでご興味ある方は是非見てみてください!
次回もお楽しみに!またお会いしましょう☺️
【参考】
NHK サイエンスZERO
「樹木が生んだ魅惑の素材!進化するセルロースナノファイバー」
初回放送日: 2023年2月12日
「セルロースナノファイバーとは?」産総研マガジン
https://www.aist.go.jp/aist_j/magazine/20220706.html