前回は、保存修復学の実習について書きましたが、今回は歯内療法学の実習について書いていきたいと思います。
歯内療法学では、感染した歯の神経(歯髄)の治療を行います。
この実習でも、保存修復学の実習と同様にマネキンと顎模型を使って実習をします。治療の最終目標は、感染した神経を取り除いて、そこに薬を詰めることです。
この薬を上手に詰められるように、さまざまな道具を使いながら、神経が入っている歯の空洞を形成していきます。
治療の手順は、講義だけではなかなかイメージがつきにくかったのですが、実際に自分でやることによって理解が深まりました。
歯髄の入っている管のサイズを測りながら、ファイルという器具で治療していくのですが、数ミリ単位で、治療の出来が大きく変わってしまうということを、実際に経験することができてよかったです。
実習をしていて、歯科医師の繊細な仕事に改めて魅力を感じました。