1、2年生のときは基礎科目が多くて、なかなか歯科医師になる実感が湧いてきませんでしたが、3年生になって専門科目の授業が多くなり、保存修復や歯内療法の実習も始まって、最近は本格的に歯学部生という感じがして充実しています。
今回は、低学年の学生さん向けに、私が通っている大学の3年生の実習について書きたいと思います。
まずは、保存修復学の実習についてです。保存修復学では、主にむし歯の治療について勉強します。
実習では、むし歯を削り、削ったところを整えてCR(コンポジットレジン)を詰めたりします。実際の人間の歯を削る訳にはいかないので、マネキンに歯の模型をつけて削ります。
口腔内は、狭くて、歯もとても小さいので、細かい作業が苦手な私は、実習後はとても疲れます笑。実際の治療の場合は、絶対に失敗できない緊張感もあると思いますし、唾液や出血により、口腔内もさらに見えにくくなることが考えられます。
これらのことを考えると、改めて歯医者さんの繊細で神経の使う仕事は、凄い仕事だと実感しました。