最近読んだ歯科に関する本を3冊紹介させて頂きたいと思います!
1. 『歯科医療後進国日本』
この本は、日本で歯科医師免許を取得後にアメリカのボード認定専門医の資格を取得され、現在は日本で開業されている先生が書かれている本です。
日本とアメリカの違いについて、制度や教育、国民の意識などの面から書かれていてとても勉強になりました。日本とアメリカの両方の国で実際に経験を積まれている先生の仰っている事なので、とても説得力があります。
また、自費診療は費用が高く、一般の方の中には、マイナスイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。
この本では、自費診療に関しても、なぜ費用が高くなっているのかという仕組みも説明してくださっているので、歯科医療従事者や歯学部生以外の方にも読んで欲しいです。
歯科医療後進国日本
著:土屋 嘉都彦
発行:幻冬舎
定価:1,760円(税込)
2. 『若手歯科医師のための海外留学指南』
この本は、海外に興味のある歯学部生や歯科医師の方にオススメの本です。
28名の歯科医師の方の留学経験談が載っています。留学するまでのことから、現地での生活まで、なかなか大学などでは聞くことが出来ないお話をそれぞれの先生が細かく書いてくださっています。
海外留学・研修を志す人のためのTo Do Listも記載されていて、海外に行きたい方にはオススメです。
若手歯科医師のための海外留学指南
編:北川 昇、萩原芳幸
発行:一般財団法人 口腔保健協会
定価:2,200円(税込)
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3. 『歯の解剖学と歯型彫刻法』
授業で歯型彫刻をやる大学は多くあると思います。私の通っている大学では、2年生の頃に半年間やりました。私は、とても歯型彫刻が苦手で、正直あまり好きではありません。
少しでも上手くなりたいと思い、調べていた時にこの本に出会いました。
この本では、初めに歯の知識が載っていて、途中の実践編から歯型彫刻のやり方やポイントが記載されています。歯の知識に関しても、ゼロから分かるように書いてあるので、1年生や歯学部を目指している高校生の方にも良いと思います。私もこの本を読みながら、少しずつ歯型彫刻が上手くなれれば良いなと思っています。
歯の解剖学と歯型彫刻法
編著:菊池憲一郎、影山幾男、春原正隆
発行:永末書店
定価:7,150円(税込)