【大人の歯科医師検定】新人歯科医として周囲からの信頼を得る振る舞い方とは?
石原壮一郎の「ダメ歯科医師と大人歯科医師の分かれ道講座」 #8 会員限定【答2】
- 「ありがとうございます」と感謝し、ひとまず言われた通りにやる
・・・・・5点 - 「えー、そうかなあ……」と疑問を示しつつ、言われた通りにやる
・・・・・1点 - 「習った通りにやってますから大丈夫です」と、そのままやり切る
・・・・・0点
【解説】
学校で習ったことがすべてではありません。もちろん、働いているクリニックの今のやり方が正しいとも限りません。大事なことならさておき、どっちでも問題なさそうなことなら、「とりあえずは、今のやり方を受け入れてみる」という姿勢が大切です。
ここは①の対応がベスト。まずはクリニックのやり方を体験してみないと、仮に問題点があったとしても見えてきません。実際に何度もやってみて、やり方を変えたほうがいいという確信が持てたら、その理由を説明しつつ院長や歯科衛生士さんに相談しましょう。
③は、あまりに生意気で独善的。アドバイスしてくれた歯科衛生士さんは、仕事に対する自負や誇りをズタズタにされて、新人のあなたを即座に見放すでしょう。②も、言われた通りにやるのはいいとして、不満げな態度を示すことで中途半端に自分を主張するのは子どもっぽすぎる所業。何より、患者さんに無用の不安を与えてしまいます。
【判定】
2問の合計は何点でしたか?
10点のあなた……大人歯科医師度90%。油断せず、さらなる高みを目指しましょう。
5~8点のあなた……大人歯科医師度50%。気を引き締めて、いっそう精進しましょう。
0~4点のあなた……大人歯科医師度10%。大丈夫。伸びしろが大きいということです。
今回の判定はいかがでしたか? 間違った選択をしてしまっても大丈夫。
毎回しっかり復習すれば、患者さんやスタッフに信頼される歯科医師に成長すること間違いなしです!
次回こそは、2問で10点満点を目指しましょう!
著者
石原壮一郎
コラムニスト。1963年三重県生まれ。デビュー作『大人養成講座』をはじめとして、『大人力検定』『大人の言葉の選び方』など、大人をテーマとした数多くの書籍がベストセラーに。雑誌・新聞・ウェブ、テレビ出演などを通じて、大人としてのコミュニケーションのあり方を提唱。日本の「大人シーン」を長年にわたって牽引している。また「伊勢うどん大使」「松阪市ブランド大使」として、全国の人々に故郷の魅力をあの手この手で伝えている。2024年2 月に最新刊『押してはいけない 妻のスイッチ』(青春出版社)が発売!
イラスト/中根ゆたか
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