【大人の歯科医師検定】新人歯科医として周囲からの信頼を得る振る舞い方とは?
石原壮一郎の「ダメ歯科医師と大人歯科医師の分かれ道講座」 #8 会員限定【答1】
- 「いえいえ、さっきのは許容範囲内なのでぜんぜん問題ありません」
・・・・・0点 - 「じつはマゾ体質なので、今後も厳しくご指導いただけたら嬉しいです」
・・・・・5点 - 「とんでもない。愛のムチだということは十分に受け止めています」
・・・・・3点
【解説】
注意される側は見逃しがちですが、注意するほうだってけっこう気を使ってるしエネルギーを振り絞っています。誰だって、できれば注意なんてしたくありません。そのありがたさをわからず、注意してくれた相手を「加害者」だと思うのは、大いなる心得違いです。
この場合、もちろん先輩歯科医師の注意はパワハラでも何でもありません。「許容範囲内」とか言っている①は、先輩のやさしさがまったくわかっていない上に極めて偉そうです。その先輩は「こいつには二度と注意してやるもんか」と強く決意するでしょう。
ここは②のように返して、どんどん注意してほしいという姿勢を示しましょう。③でもいいのですが、「愛のムチ」はちょっと大げさだし、受けた側が言うのは違うかも。いずれにせよ、注意してもらったあとは、頭を下げて「ありがとうございます」と感謝するのを忘れずに。もちろん、本当の意味での悪質なパワハラを受けた場合は、また話が別です。
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