連載コラム

歯科医師としての道を歩み始めた後輩たちへ

矢作有紀奈の新米歯科医師日記 #8 2024.3.26 会員限定

こんにちは！
最近段々と春になってきましたね。これを書いているときはまだギリ桜は開花してませんが外は暖かいです。そして風が強い。

さて、歯科医師国家試験の結果が先日発表されましたね。合格された方おめでとうございます。これからは社会人としての人生が始まりますね。それまでの期間は人生の休息時間だと思って、今まで頑張ってきた自分を労ってあげてください。私の国浪していた友達も無事合格できたみたいでうれしいです。

ちなみに私は北海道一人旅と、同期と大阪に卒業旅行しました（本当は海外に行きたかったのですがこの頃はコロナで行けず…）。
今はもうコロナも落ち着いたので海外も行きやすくなりましたね！皆さんはどこに行きましたか？

ちょっと真面目なことを語りますが、歯科医師としての道は挑戦と奉仕の旅です。患者さんたちの健康と笑顔を守る使命を胸に、常に学び続け、成長し続けることが重要です。臨床の技術や知識はもちろん大切ですが、同時に患者さんとのコミュニケーションも欠かせません。患者さんの不安や疑問に真摯に向き合い、理解し、共に治療の道を歩んでいくことが大切です。

また、ときには厳しい状況に直面することもあるかもしれませんが、そのときこそ自分自身と向き合い、前向きな姿勢を保つことが肝心です（最初の頃は患者さんに文句言われたり、上司に怒られたり笑）。そして、日々の業務の中で自分自身を見失わず、自分のことも大切にしましょう。

そして最後に、これからの歯科医師としてのキャリアを歩む中で、決して希望を失わず、常に夢に向かって努力し続けてください。私もまだまだ未熟なので皆さんと一緒に成長していきたいと思います！

さて、ここまで珍しく真面目なことを語りましたが話は変わって、遂に私も新しい仕事先が決まりました。そこは一般治療の他に睡眠治療も行っていて、私の学びたいことを全て行っているクリニックです。また、そのクリニックはSNSにも力を入れていて、私の活動にも理解があり、他の活動もしやすそうです。今のバイト先での仕事も続けるので少し忙しくなりそうですが、YouTubeやSNSも含め頑張ります。

現在運用しているTikTokの編集画面

前回お話ししたように、現在はトランセントホワイトニングをやっているクリニックでバイトをしているのですが、トランセントって従来のホワイトニングでは効果が出にくかった加齢による黄ばみにも対応できるんです。

先日ご高齢の女性が来院され、加齢と共に黄ばみが強くなり、何をやってもダメなのでダメ元で来てみましたとのことでした。その方はアメリカの保育園で働いており、そこの子どもたちに「先生、歯磨いてる？」と言われてしまったそうで、そのことがショックで歯の黄ばみがコンプレックスになってしまったそうです。

確かにアメリカって日本よりもオーラルケアへの関心が高いので黄ばみがあると目立ってしまいそうですよね。しかし、普通のホワイトニングでは加齢による黄ばみは効果が出にくいので、ネットで調べてトランセントホワイトニングをしてみようと思ったそうです。

私もトランセント歴が浅いので1回で白さが出るか少し不安だったのですが、施術が終わった後ふたりともびっくり！ たった1回でかなりトーンアップしていました。これには患者さんも悩みから解放されたと大喜びで、ずっと手鏡を見ていらっしゃいました。私もそれを見てすごくうれしかったし、改めてトランセントの凄さを感じました。やはり喜んでいただくとやりがいを感じますね！
久しぶりに良い経験でした。

次回は長い就活生活も終わり、ついに新しい職場になるのでいろいろ報告できたらなと思います！
それではまた次回！

トランセントホワイトニングの材料

歯科医師

矢作有紀奈

1995年埼玉県生まれ。歯学部に入学して2年生の時、芸能界入りしSKE48に所属。アイドル活動をしながら大学に通い、2年後にグループを卒業した。現在は都内のクリニックに勤務しながら、歯科医師兼タレント活動を行っている。興味のあることは「審美歯科」「睡眠治療」「訪問歯科」。
矢作有紀奈（Yahagi Yukina） Instagram/Twitter/YouTube/TikTok lit.link/teethchan95