【大人の歯科医師検定】 スタッフのミス。あなたなら、どう注意する?
石原壮一郎の「ダメ歯科医師と大人歯科医師の分かれ道講座」 #1 会員限定【答1】
- 「どうしてもっと静かに置けないかな」と、その場で指摘して自覚を促す
・・・・・0点 - 「うわ、ビックリした。驚かせないでよ」と、おどけた調子で言って気づかせる
・・・・・2点 - あとからバックヤードに呼んで、1対1で「何かあったの?」と聞いてみる
・・・・・5点
【解説】
きっと本人は、自分の悪い癖に気づいていないのでしょう。注意をきっかけに成長して、息長く貴重な戦力になってくれるか。一気に関係がギクシャクして、最悪の場合は短い付き合いになってしまうか。大きな分かれ道です。
①は、やってはいけない注意の仕方の典型。その場ということは、患者さんの目の前ということ。こちらが思うより何倍も深く、当人はショックを受け屈辱感を覚えています。もし「注意してやってるんだから甘えるな」と思ったとしたら、他人の気持ちに対する想像力の乏しさと、スタッフを「下」に見ている自分の傲慢さを自覚しましょう。
②はソフトな対応ではありますが、当人が注意されたことに気がつかない可能性が大です。
ここは③のように1対1の状況で、しかもいきなり注意するのではなく、まずは寄り添う姿勢を見せるのがベスト。その上で、なぜ丁寧な動作が大切なのかを説明しましょう。
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