今の弘中綾香ができるまで。20代に歩んできた道
弘中綾香のCAREER STORY #1 会員限定その個性を生かしてさまざまな番組を盛り上げ、3年連続で「好きな女性アナウンサー」1位に輝いた弘中綾香さん。
でも、決して初めから「自分」を出して仕事ができていたわけではなかったといいます。
新人時代から入社10年目の現在まで、どんな経験をし、どんな変化があったのか…その道筋をたどれば、きっと歯科医師としてのキャリアを築くためのヒントも見つかるはずです。
インタビュー前編では、弘中さんのこれまでのキャリアに加え、気になる「歯」についても語ってもらいました。
“激レアさん”のおかげで、肩の力が抜けました
アナウンサーを目指した理由は何ですか?
実は私、初めからこの仕事を志望していたわけではないんです。就職活動を始めるときにマスコミや広告、教育関係の仕事がいいなと思っていたんですが、実際に何が自分に合っているかはわからなかったので、とりあえずひと通りの会社を受けまして(笑)。
その中で、最初に内定をもらったのがテレビ朝日のアナウンサー職だったんです。面接を担当してくださった方がすごく優しかったこともあって、内定が出てすぐに入社を決めました。
そうだったんですね! 新人時代はどんなふうに過ごされましたか?
ひょんなことからアナウンサーになったので、正直なところ、自分がテレビに出るという実感が全然なかったんです。それなのに、1年目の秋にはミュージックステーションのサブMCを任せていただくことになって。
「なんで下っ端の私が、こんな大スターたちを仕切っているんだろう…」と思っていたのを覚えています。ひたすらペコペコしながら、とにかく一人前になろうと必死でした。
働いてみて「思っていたのと違った」と感じたことはありましたか?
うーん…そもそも先入観を持っていなかったので、大きな違和感はなかったかな。会社員なので、入社当初は雑用や電話応対、加湿器の掃除なんかもしていましたが、チームの中で働くのが楽しくて、あまり苦になりませんでした。
与えられた仕事に対して気が進まないことも少しはあったかもしれないですが、基本的には「この道で働く先輩方が〝弘中にはこれが向いている〞と言ってくださるなら、エゴは置いておこう」という気持ちでした。ブーブー言わずに、できることをやるしかないって。
なるほど。でも今は、どの番組でも弘中さんの個性を発揮されていると感じます。
そうやって与えられた仕事をまじめにやっていたら、少しずつ自分らしさを出せる機会も増えていったんです。
転機になったのは、2017年に始まった『激レアさんを連れてきた。』でした。初めは2時半という深夜帯で、出演者も今より少なくて。予算がなくてフリップが作れないから私がパネルを手書きすることになったくらい、アットホームな現場だったんです。
そこで一気に肩の力が抜けて、〝素〞の自分で仕事ができるようになりました。
エッセイでは、世間の風潮にはっきり〝NO〞を示されていることもありますよね。
そうですね。20代後半の頃、「アナウンサーなのに」「アナウンサーのくせに」って言われることが多くて、すごく嫌だったんです。
でも、そういう固定観念はどんな職業や役割にも存在すると思うんですよね。「母親なのに遊んでいるのは良くない」みたいなこと、よく言われるじゃないですか。
だからエッセイでは、そんな世間が持つイメージに押し込めようとする慣習自体を打ち破りたくて、思ったことを素直に書くようにしました。「犬か猫どっちが好き?」ってよく聞かれるけど、必ずどちらかが好きな前提はおかしい、とか(笑)。
若手歯科医師にメッセージを!
新人の頃は大変なことも多いと思いますが、頑張っていれば必ず誰かが見ていてくれています。
「これは自分のやりたいことじゃない」と思っても、ぜひ好き嫌いせず取り組んでみてください。
その積み重ねが、自分に合った仕事や人とのご縁を呼んでくれるはずですよ!
老後のため、長く生きるために矯正をしています
白くて美しい歯が印象的です。
いえいえ全然! もともと歯はコンプレックスで、子どもの頃に一度矯正していますし、今もマウスピース矯正中なんですよ。
そうなんですか! 歯並びは十分キレイに見えますが…。
歯並びを整えたいのもありますが、実は私、足りない歯があるらしいんです。
これまでは問題なく過ごしてきたんですけど、「これから先は歯がそろっていた方が健康のために良いよ」と歯医者さんに言われて。
長く人間らしく生きるには歯が大事だと聞きますし、老後のために矯正しておこうかなと(笑)。
「診てもらいたい」と思えるのはどんな歯科医師ですか?
きちんとお話ししてくださる先生です。こちらは素人なので、歯のどこが悪いのか、何をすれば良いのかまったく分からないじゃないですか。
だから「あなたはこういう状態だから、こんな治療をしますよ」と分かりやすく説明してもらえると、すごく安心できます。
後編では、弘中さんの人柄に迫る「Q&A」を掲載! 弘中さんが20代のうちにやっておいてよかったこととは…?
テレビ朝日アナウンサー
弘中綾香
入社1年目の2013年に『ミュージックステーション』サブMCに抜擢され、現在も『激レアさんを連れてきた。』『あざとくて何が悪いの?』『ノブナカなんなん?』などの人気番組を多数担当。オリコンニュース「好きな女性アナウンサーランキング」で3年連続首位に輝くほど、幅広い世代から愛されている。「Hanako」での連載を書籍化した『弘中綾香の純度100%』(マガジンハウス)も好評発売中。
入社1年目の2013年に『ミュージックステーション』サブMCに抜擢され、現在も『激レアさんを連れてきた。』『あざとくて何が悪いの?』『ノブナカなんなん?』などの人気番組を多数担当。オリコンニュース「好きな女性アナウンサーランキング」で3年連続首位に輝くほど、幅広い世代から愛されている。「Hanako」での連載を書籍化した『弘中綾香の純度100%』(マガジンハウス)も好評発売中。
撮影/天日恵美子 スタイリスト/川﨑加織 ヘア&メイク/神戸春美 文/編集部
弘中綾香のCAREER STORYの記事一覧
- #1 今の弘中綾香ができるまで。20代に歩んできた道
- #2 弘中綾香Q&A!「20代はいろんな場所に出向いて、いろんな人に会っていました」