キャリア

非常勤だからこそ叶う早期の仕事復帰

女性歯科医師の人生設計 #1 2022.12.5

女性歯科医師の働き方は、「勤務医」だけではありません。今回は「フリーランス」というキャリアを選んだ女性歯科医師にお話を聞きました。

FILE 1:フリーランス

矯正医	末石奈保先生
出身大学	松本歯科大学
卒業年	2010年
専門ジャンル	矯正
Profile	臨床研修後、鶴見大学歯学部附属病院歯科矯正学講座に入局。現在は「つつじ歯科クリニック」を含む4院に加えて、夫が経営する「すえいし歯科矯正歯科」でも矯正治療を担当。日本矯正歯科学会認定医。
勤務先医院	田園都市溝の口つつじ歯科クリニック他4医院
医院DATA	神奈川県川崎市高津区新作3-1-4 044-870-8822（以上つつじ歯科クリニックのデータです）

認定医資格は医局時代の６年間で取得した

一番バランスの良い働き方を実践

２人の子を育てながら、フリーランス矯正医として働く末石先生。次男の出産後は2ヶ月でスピード復帰を果たしたそう。「常勤との違いは、なんといっても日時の融通が利くこと。特に矯正は患者さんの通院頻度が少ないため、自分のペースで働けるんです。早く仕事に戻ったことで、技術力も落とさずに済みました」。

つつじ歯科クリニックの竹野院長と打ち合わせ

また複数の医院で経験を積めるのもフリーランスの魅力。「一般歯科では矯正の患者さんを私一人で担当できますし、矯正専門院では最新技術に触れられます。小児歯科で子どもの対応を教わったときは、その奥深さに驚きました」。育児の面でも学びの面でも、メリットはたくさん。「私にとっては、これが一番バランスの良い働き方。今後もこのスタイルを続けたいです」。

末石先生のある週のスケジュール

Mon	休日夫は仕事に行っているため、子どもたちと3人で公園へ。
Tue	小児歯科医院に勤務保育園へのお迎えは夫が担当してくれる。
Wed	矯正専門歯科医院に勤務裏側矯正やマウスピース矯正など、さまざまな症例を経験。
Thu	つつじ歯科クリニックに勤務矯正で来院される患者さんを一手に担当。信頼関係づくりが大切！
Fri	一般歯科に勤務夕方まで診療。お迎えが遅れるときは近くに住む母に頼ることも。
Sat	夫が経営する歯科医院に勤務車で千葉まで移動。子どもを預かってもらい、夫婦で診療に専念。
Sun	休日家族でドライブに行ったり、一泊の小旅行をしたりと休日を満喫！