【大人の歯科医師検定】スタッフが困った状態に。あなたならどう対応する?
石原壮一郎の「ダメ歯科医師と大人歯科医師の分かれ道講座」 #5 会員限定世の中には「ダメ歯科医師」と「大人歯科医師」がいます。分かれ道に立ったときに、自分はどっちに進みそうなのか。検定問題にトライして、自分の中にひそむリスクに気付きましょう。虫歯もダメ歯科医師も、ならないためには早めの予防が肝心です。
今回のシチュエーション
スタッフとの難しい場面
人生も職場も、思いがけないことの連続です。スタッフとの接し方ひとつとっても、相手がややこしい出方をしてきたり、どうしていいかよくわからない状態にあったりなど、一筋縄ではいきません。どんな対応をするかによって、当事者のスタッフはもちろん、すべてのスタッフとの関係が良くなるか悪くなるかが大きく左右されます。
「そんな面倒なこと、こっちの知ったことじゃないよ」と知らんぷりを決め込んだら、スタッフたちは離れていくばかり。逆に、難しい場面に果敢に立ち向かって、見事に乗り切ったら、「この先生は頼りになる」と思ってもらえるでしょう。
相手の気持ちや自分の立場を考えつつ、どんな言葉を選ぶか――。簡単ではないミッションですが、背を向けずにその試練を乗り越えていくのが、一人前の歯科医師の務めに他なりません。どうにかこうにか乗り越えた先には、スタッフとの良好なチームワークやお互いの信頼感といった何より価値があるご褒美が待っています。
【問1】
歯科衛生士のAさんは、自分に特別な感情を抱いているようだ。今日も「ちょっとご相談が」と食事に誘われた。お互いに独身ではあるが、頼りになるスタッフ以上の気持ちはない。どう答えるか?
- 「プロならば仕事の場に私情を持ち込むのはやめませんか」
- 「どうしましたか。相談なら診察後に会議室で伺いますよ」
- 「彼女がヤキモチ焼きなのでふたりで食事はちょっと…」
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