みなさんこんにちは。夏バテしがちのゆーりです。前回のデンタルショーの記事はいかがでしたでしょうか。本日はウクライナ避難民の歯科検診ボランティアに参加したお話をさせていただきます!
ロシアがウクライナへ軍事侵攻をはじめてから1年ほど経ちますが、未だ戦禍が収まることはありません。今回の活動は一般社団法人U−J Bridgeさんの下で日本へ避難されているウクライナ人の生活支援として検診および音楽療法などが行われていました。
その中で歯科検診を担当するのは、歯科医師2名、歯科衛生士2名、歯科学生2名そして通訳の方1名です。日本語が少し話せる患者さんもいらっしゃるのですが、口腔内の状況について説明するとなると難しいことも多く、言語の壁の高さを改めて実感しました。また年齢層も子どもから高齢者まで多岐に渡り、治療途中のインプラントを持つ方や自費義歯の不適合に悩まれる方がいました。
従来の学校歯科検診では検診結果を各家庭に渡した上でかかりつけ歯科医にて治療してもらう流れになりますが、かかりつけ歯科医を持たないウクライナ避難民の場合、その後の治療についてもどのように進めるのがよいのかを一緒に考えていくことに支援としてのあり方、重みに気付かされました。
その中でも言語が異なるとはいえ挨拶や音楽を通じて時に笑顔がみられて、幸せに感じることに国境はないのだなとしみじみ…
日本側として支援を行うだけでなくウクライナの方からバレエを習うイベントなども実施されているようなので、もし興味のある方がいましたら参加されてみてはいかがでしょうか?