歯科医師を志す人のキャリア磨きを応援! 歯科医師を志す人のキャリア磨きを応援!
SHARE!

LOGIN

BRUSH会員ログイン

BRUSHで登録したメールアドレスとパスワード以外にも、
  • 「クオキャリア歯科医師」にすでに会員登録されている方
  • 歯科医師合同就職説明会「MEETUP」に参加されたことのある方
  • クオキャリア「歯科医師国試対策アプリ」に登録されている方(左記アイコンのアプリです)
上記に該当する方は、ご登録の際のメールアドレスとパスワードでログイン可能です。
ログインに失敗しました。ID・パスワードが間違っているか、 会員登録がお済みでない可能性があります。
<6月の対策講座>6年生の今からで間に合う、国試対策スケジュール【私立大学編】 国試&CBT

<6月の対策講座>6年生の今からで間に合う、国試対策スケジュール【私立大学編】

合格までナビゲート!【第117回歯科医師国家試験】年間対策レクチャー #2

刻々と近づく、第117回歯科医師国家試験。実習やマッチング、卒業試験で忙しい中でも、対策はきちんと進めていきたいですよね。

そこで本連載では、勉強お助けユニットJYP(ジュンヤとジュンペイ)先生に、月ごとに押さえておきたい国試対策のポイントを教えてもらいます!

第1回~第2回は、国試対策のスケジュールややるべきことについて解説。今回は私立大学のカリキュラムに沿った内容になっています(国立大学編はこちら)。

6年生はもちろん、5年生など国試を意識し始めた皆さんもぜひチェックしてください!

昨年度の国試対策記事はこちらから

※ブループリントHP

私立大学の学生は今こそが頑張りどき!

前回の記事では、国立大学の学生の勉強方法を解説しましたが、それはあくまでも国立大学の学生の方向けです。
私立大学での国家試験対策スケジュールは異なりますので、私立の学生が国立と同じスケジュールで勉強しても効率が良いとは言えません。(勉強内容については参考になる点もあると思いますので、前回の記事も良かったら見てみてください!)

結論から言うと私立大学の学生は大原則として、所属大学のスケジュールに合わせるべきです。これは、①卒業試験の突破が重要であるため、大学の勉強での重要性が非常に高いこと、②大学が用意したコミュニティーで基礎知識の確認と共有ができることが理由です。

2つの理由を詳しく解説する前に、私立の学生の方が国家試験勉強において圧倒的に有利な点をお話しましょう。それは、勉強時間が確保できることです

私立の学生は5年生で病院実習が終わり、6年生の4月や5月から国家試験対策の講義が始まるスケジュールが多いですが、国立大学の多くは6年の秋まで病院実習があります。そして、病院実習が終わると、国試までの期間は自習期間となり授業はありません。

しかし、私立の学生は6年生の4月や5月から授業での手厚いサポートがあるので、それを有効活用することができます。そして、6年生の1年間、起床から就寝までの起きている時間をフルで勉強に当てることができます

逆にいうと、国立の学生は実習が終わる秋から国家試験に向けてメキメキ力をつけてきますので、私立の学生はそれまでに国試に受かるだけの力をつけてないと、どんどん国立の学生に抜かされます。今頑張らないとはっきりいってやばいのです!!
少し焦ってきたでしょうか?

卒試があると国試対策に手を付けられない?

6年生の皆さんは国家試験を受ける前に、まず卒業試験を突破しなければなりません。
当たり前ですが、卒業試験に不合格であるならば、国家試験を受験することすら許されないのです。国家試験の受験票は大学の事務室には届きますが、その受験票は卒業試験に合格しなかった学生には渡されません。(だから国家試験会場は空席が結構あるのです。)

「卒業試験対策ばかりしていると国家試験の勉強ができなくなるのではないか?」という疑問がある方もいることでしょう。実際にこれは良く質問されることでもあります。そのような質問に対しては、「卒業試験の勉強は国家試験の勉強にもなるので、安心して卒業試験の勉強に自分の時間を90%くらい振って大丈夫」とお答えしています。

歯学部で習う知識は全国共通なので、卒業試験の知識は当然のことですが、国家試験でも有効です。卒業試験でも国家試験でも、慢性化膿性根尖性歯周炎の治療方針は感染根管治療ですし、新生児の出生時の体重は約3,000gです。

たまに各大学で独自の知識、考え方を教えていることもありますが、大学ごとに見解が異なる範囲は出題されにくいですし、出題された場合でも「削除問題」となり採点除外となる可能性があります。なので、安心して大学の知識で学んで大丈夫です。

大学の先生方も大学の合格実績を高めたいはずです。国家試験合格という目標に対して授業と卒業試験を利用しない手はないでしょう。

そして、卒業試験は毎年ほぼ同じ先生が作っているので、少なからず傾向があります。卒業試験の過去問を研究し、授業はしっかり聞き強調している点を押さえるようにしましょう。もちろん授業で寝ているのは論外です。

同級生との関係づくりが国試合格のカギ

私立の学生が6年生の夏までにやっていくことですが、いわゆる基本的な勉強を固めておくこと、踏み込んでいえば「成績の良い人達が当然知っていることを暗記・理解する」ことが最重要だと思います。

私立歯学部は幸いなことに先生のサポート体制は手厚いですが、しかしだからこそ、どれだけ理解して自分の力にできるかで差が付く環境でもあります。
授業は2〜4年生の基礎的な範囲を知っているという前提で進められるため、基礎固めが済んでいない状態では大学の授業はさっぱりわからないですし、自分がどこをわからないかも分からなくなってしまうので完全な迷子になります。

11月や12月になっても「2〜4年生で習った超基礎的な知識」を答えられない人は一定数いましたが、その人達が卒業試験に合格することは残念ながらありませんでした。2〜4年生の時点で残念ながら皆に遅れをとっていると思う方は、6年生の夏までにその遅れを取り戻さなればなりません。

そんな時は同級生を頼りましょう。具体的に活用していくのが大学での学生のコミュニティです。
私立大学では国家試験対策のために様々なコミュニティを用意していることが多いです。例えば、合格率が高い大学である東京歯科大学は、学生たちに強制的にグループ学習をさせています。グループを先生が組んで、その班で授業が終わった後の自主学習をさせます。

国家試験は受験生の半分以上は合格するので、平均点を取れば合格することになります。なので、皆が知っている知識を自分も知っていれば自ずと合格を掴み取ることができます。
ただ、基本的な知識なのか、それともあまり一般的でないマニアックな知識なのかは自分ではなかなか気付けないことがあります。コミュニティを活用して、質問や口頭試問をなど学生同士で勉強することで、知識の抜けがなくなり、皆が知っている基礎的な知識を効率的に自分にも共有することができます。

現役生の特権ともいえるグループ学習を有効活用して合格を掴み取りましょう!

今回のまとめ

早めに勉強を始めて国立大生よりリードして

卒試対策は国試対策と同じ! 安心して専念しよう

2~4年生で学んだことを重点的に

グループ学習で知識の抜けを防ごう

この先は会員限定コンテンツです。

記事全文をお読みいただくには、1分で出来る!会員登録(無料)が必要です。